はろー、まどいです。
第3回では、フォントの基礎知識の続きをやりましたが、第4回では『色』についての基礎編を解説していきます(フォントの続きは第6回ぐらいにやります。その他についても気が向いたらやっていきます)。
フォントの基礎知識を続きの前に色を講座を持ってきたのは、デザインにおいて、色は重要な要素であるからです。
フォント以上に、世界は色で溢れています。溢れているからことが自然であり、無意識に認識し、見えたものに対してそのイメージを無自覚に記憶しています。
あなたは日常生活を送っているだけで、ご飯は白く、血が赤いことを知っています。
色はなぜみえるのか、色の種類についてなどの基本知識(色の基礎編3回目で専門的なことはやる予定です)も押さえておきたいですが、それよりも人が感じる色のイメージや印象、心理を知っておくことが、デザインにおいては重要です。
“感覚”という言葉があります。
例えば、あるデザインを彩色するときに、「最後は感覚で決めた」「直感を信じた」とかよく言いますよね。これは、正解とも不正解ともいえません。
これが商業デザインになった場合は、結果がすべてであり、そのデザインがどう転ぶかわからないからです。
ただ、感覚にまかせるというのは、時間内でベストを尽くしたということが大切です。
ここでいう感覚とは、知識と無意識の記憶との集大成でなければならないということです。
何かをデザインするにあたって、根拠や裏付けが少しでもあることに越したことはありません。それはデザインの知識だけでなく、専門外の知識や情報も含めて知識があればあるほど、新しい何かを生み出す可能性は高くなるからです。
話を戻すと、色にはイメージがあります。
それらは日常生活を送っているだけでも、無意識の情報として知識に上乗せされていっています。
デザインするとは、色のイメージを利用することです。
デザインする内容によっても変わってきますが、商業デザインはもちろん個人で何かをデザインする場合も、その知識を知っておいたほうがいいでしょう。そんなことはわかっていると思っているかもしれません。
あなたは、赤のイメージといえば、いくつもの思い浮かべることができるし、どんな色に関してもあなたはイメージを持っています。わざわざ確認する必要があるのかと。
ただ、そこが落とし穴なんです。自然と身についた知識は、曖昧なものです。ここで、きちんと整理して、無意識から認識できたものに再確認しておくことで、知識として定着されます。忘れても、また引き出すことができます。
以下、代表的な色の特徴とイメージを確認していきましょう(しかし、世界中のすべての人が同じ色を同じ意味で捉えるわけでないということを覚えておいてください。一般的には似ていますが、国・地域・文化によって違う場合があります)。各色、画像で解説していきます。覚える必要は全くありません。何度もいっていますが、確認するということが重要です。
以下、例として「赤」についての画像を貼っておきます。
これ以上は長くなりそうですので、今回はここまでとして、次回もう一度赤色も含めて、代表的な下記の色もアップする予定です。(赤・桃・橙・黄・緑・青・紫・灰・黒・白)