はろー、まどいです。
第2回では、フォントの基礎知識を知っていれば楽しみが増えると話しました。
世の中にはフォントが溢れかえっているにもかかわらず、多くの人がその知識がないということを。
ちなみに前回のアイキャッチ画像で「マドイプロジェクト」という書かれた極太のフォントは、アニメ『キルラキル』のタイトルのフォントベースとして使われているといわれているラグランパンチです(ベンダーはフォントワークス)。色もあわせて同じような長体をかけたので、キルラキルをみたことある人ならすぐにわかったと思います。Twitterでも以前書きましたが、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の文字もこのフォントがベースで、物語に合わせてグランジ風につくっているのがわかります。YouTubeのアイキャッチ画像のタイトル文字で使用している人もよくみかけますね。
フォントのベンダー(意味:売主。簡単に言えば販売提供している会社のことね。対するユーザーが買主ね)も出たので、今回はそのことも含めて話していきましょう。
文章ばかりの説明だとうんざりしてきますので、以下の画像で今回説明する部分をいいます。
というわけで、わからない言葉が画像内にあるかもしれませんがそれは無視してください。
今回は、和文フォントだけをみていきます。
要するに、日本語に関するフォントの基礎ですね。
一般社会人として知っていたら得するぐらいのレベルまで解説していく予定です(基本的にはこのデザイン講座はその位置にあると思ってください)。
フォントは書体で分類した場合、基本的には和文フォントと欧文フォントの2種類に分けられます。
PCやスマホなどデジタルで日本語を打つ場合、イコール和文フォントが使われているということになります。
例えば、PCで書類をつくる場合でも、元々PCに搭載されている和文フォントを利用しているわけです。もしかしたら、あなたが社会人ならば、「資料つくりのフォントは視認性の高いゴシック体の“メイリオ”フォントを使いましょう」とか誰かにすすめられたこともあるかもしれません。
デフォルトのフォントは数少ないですよね。そこで有償のフォントを扱う会社があるというわけです。
では、国内の有名なベンダーをみていきましょう(この内容は個人の主観で解説しています)。
ここでは、代表的なフォントベンダーを取り上げていますが、覚える必要はありません。こういう会社があるんだなというぐらいの認識でいいです。
基本的には、Webや広告や出版など文字を扱うデザイナーでなければ、一般常識としてフォントメーカーの名前を知っているぐらいでいいでしょう。
画像内の解説でもしていますが、モリサワとフォントワークスが二大巨頭といったところでしょうか。
モリサワは万能で、フォントワークスは放送や映画、アニメ、ゲーム、遊技業界に強い印象がありますね。
例えば、アニメ『エヴァンゲリオン』で使われている文字は、フォントワークスのマティスというフォントがベースになっているのは有名です。映画やアニメのEDのクレジットでも協力会社として出てきますね。
テレビのバラエティなんかをよく見る人は、フォントワークスのスランプというフォントを無意識によくみているはずです。こんな感じですね。
とはいっても、フォント名を覚えろといってるわけではありません。
表の中でもあったように、和文フォントは明朝体とゴシック体の2種類に分けられます。
その特徴を知っておくことが、いちばん重要です。
とういうわけで、その特徴をみていこうとしましたが、長くなってきたので今回はこのへんで終わりにしましょう。
次回はまた気が向いたらということで。